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凜一の部屋


[124] 哀しい唄
詩人:凜一 [投票][編集]

哀しい唄は
もういいよ

あたしのことを
愛せなかったあなたが
まだ愛しくて仕方ないよ


そばにいられるなら
それだけでいいと
「愛してる」も
「サヨナラ」も
なかったことにしようと


あたしは毎日
あなたの肩に触れる

「すき」を伝える前のように
そっと肩に触れる


でもね
振り向くあなたの笑顔が
「ゴメンね」に見えてしまって
なんだか哀しくなるよ


「ゴメンね」するのは
あたしの方

あたしを愛しなさいと
重い荷物を背負わせて
自分の
一瞬の
しあわせのために
あなたを傷つけた


それに気付いて
荷物をおろした頃には
もう遅くて

それからあなたは毎日
傷だらけの笑顔で
「ゴメンね」という


もうなにもないから
何も背負わなくていいから

愛してくれなんて
もういわないから



哀しい唄は
もういいよ

あたしのことを
愛せなかったあなたが
まだ愛しくて仕方ないよ

2004/10/13 (Wed)

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