ホーム > 詩人の部屋 > 凜一の部屋 > 箱恋

凜一の部屋


[129] 箱恋
詩人:凜一 [投票][編集]

あなたを想うのが怖い

私の中で
私を忘れてしまいそう


見返りはいらない
ただ愛することが全て

一見
まっすぐな愛し方だけど
本音は
サヨナラが怖いだけ


こんな小さな
こんな弱々しい
愛の叫びに
そっと鍵を掛けて

箱の中だけで
恋をしている


本当に小さな箱だから
収まりきれない声に狂いそうだけど
それでも
内に秘めていなければ
私は恋をすることさえ
許されないのだから


本当はね
叫びたい

誰よりも好きです
誰よりも大切です

あなたしかいないの
想いが消えてくれないの


もう
叫んでしまおうか

サヨナラは
来ても来なくても

私の心は
変わらないのだから

2004/10/16 (Sat)

前頁] [凜一の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -