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凜一の部屋


[246] 手をつないで
詩人:凜一 [投票][編集]

ふたり手をつないで歩く時は
危なっかしい君を
僕が支えているんだと思ってた

けれども
手を離してみれば
なんだか上手く歩けないのは
実は僕の方で



支えてくれてた

スキマだらけの道を
照らしてくれていた

そんなことにも気付けなかったから

僕は一人になったのかな



懐かしむ余裕なんかなくて

こぼれてくるのは
「会いたい」の一言ばかり



意地をはって大股であるくけれど

隣はいつだって
君一人分あけてあるよ



帰ってきて



今度は僕がちゃんと支えるから

もう一度
手をつないで

2006/03/10 (Fri)

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