ホーム > 詩人の部屋 > 凜一の部屋 > size

凜一の部屋


[78] size
詩人:凜一 [投票][編集]

僕のぽっかり空いた空洞に
君の存在は大きすぎた

無理にはめ込もうとしたら
壊れてしまうから

半端に納まってきた感情を
僕はそっと追い出した


愛は確かなのに
一つになれず


大事にしたかったのに

大事にしきれなくて

何よりも大切だ、と

胸をはって言えなくて


君の「好き」に

本当に応えたかったのに


言いようのない愛しさを
この腕に確かに感じていたのに


僕のちっぽけな殻が

君を傷つけた


だから

ゴメンネの代わりに

サヨナラをしよう


いつか大きな心の人が
君を温めてくれるだろう

2011/05/10 (Tue)

前頁] [凜一の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -