詩人:りんくす | [投票][編集] |
きみと俺で紡いだ糸で
代わるがわる編み込んできた
長い長いタペストリー
優しくやわらかく
天女の羽衣みたいだったり
引きつれ 弛み 捩れたり
狸の腹の探り合いに
感情シェーカーで
一部解読不可能だったり
もしかしたら誰にも
タペストリーだなんて
わからないかも知れないね?
でも いいさ
「そんなこともあったね」と
いつの日にか
笑いあえるといいね
きみと過ごした日々は
真実として
いつまでも
消えたりはしないのだから
長く紡がれた
二人の物語…
愛を込めて織りなすストーリー
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月は私が好きなものであって
月≠私
太陽をあなたに例えたのは
生きてくには
あなたが必要だから
思い出して
あなたが云ったんだよ?
§俺=宇宙
§私のことを
『碧く澄んだそらのようだ』
って…
宇宙とそらは
地球から1万kmの場所で
つながってるんだよ
手をつないでるんだよ
もし宇宙が
そらと
そらの三つの宝である海・地球・月を
すっぽりと包んでくれるなら…
そらは宇宙に飛び立てる日だって
くるかも知れない
そらはいつも
宇宙に憧れているんだから…
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淋しさを抱えて生きていると
身を守るために
言葉尻を尖らせてしまうという
妙な悪癖ができてしまう
僕も子供の頃から
それを抱えてきたから
きみのそんなとこ
わかるし
他の誰よりも包みこめると…
一時の感情では否定したりはできないと
思えるんだ
僕の言葉をキツく感じたとき
鍵を開いて見てごらん
愛しか入ってないのがわかるから
合鍵じゃなくて
マスター・キーを渡すよ
今まで誰にも渡したことのない
僕の心の鍵
きみだけに
渡したいんだ
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どこにも行かないよ
きみを残して
ただこのままでは
きみを追い詰めてしまうから
きみは悪魔なんかじゃない
そらをつかもうと
手を伸ばす人の子
きみの本質を知ってる私は
傷ついたりしてないから
自分を責めないで
きみの沢山の仮面は
最近一人のペルソナに戻りつつあることに
気付いてないの…?
どこにもいかないから
ゆっくりやすんで
今は
おやすみ…
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あいつとの相性を占ってみた
知ってはいたけど
星占いは度数低いの
試しに
性別変えてあべこべ占い
何故だか10%アップしてるんだ
そっか…
何となく微妙に納得
名前占いじゃ
相性百点満点だし
ま、いっか
占いごときに一喜一憂
かわゆいボクちゃん
お色気なんて必要ないし
泣きべそなあいつにゃ
ワイルドに付き合ってやるぜ
なんてな
天然暖房全開で
あっためてやるよ
なんてな…
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何が正で
何が誤で
ぶつかったり
擦れ違ってたり
そんな中で確かに言えることは
二人
信じられる何かを掴もうと
探して
考えて
歩いていたこと
模索する力は
確かにきみから分け与えてもらったと
胸を張れるよ…
そして模索は終わったわけじゃない
ふたり
これからも生きていくんだもの
でしょ?
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ゆうべ
外を歩いた
久し振りの星空
清らかな光
歩きながら見ていると
星までもが同じ歩調で歩いてる
雲の岩場を流れる清流のきらめき…
あまりにも澄んだ美しさに
思わず立ち止まった
流れも止まった
しばらく目をこらしてやっと気付いた
流れていたのは
雲の岩だった
歩いていないとみえないこと
立ち止まらないと気付かないこと
星の河はゆっくりと
私の前を過ぎてゆく
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堰を切ったような雪の嵐
あの日の慟哭を思い出す
吐露すべき心情ほど
ひた隠しにして出せなくて
きみは私のこと何でもわかるから
出せずに胡麻化してたことも
見破ってくれたんだね…
雪はすぐに霙へと変わったよ
私の心がとけてくように
それとも
きみへの想いが雪には熱すぎたのか
霙の粒が頬をすべり落ちてく