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りんくすの部屋  〜 投稿順表示 〜


[167] ソーラーカー
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きみの光が当たらないと

バッテリー充電できなくて

体も血液も温度を失ってゆく





誰かにこづかれて

惰性で動いてるようだ…


2004/02/17 (Tue)

[168] influence
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長年連れ添った
仲の良い老夫婦は
表情がとても似ている


潮の満ち引きのように
互いの間を
往ったり来たりする
仕草や口調に感じ方
良いとこ悪いとこひっくるめて


好きな人のことなら
厚い壁の隙間から
静かに入り込む


いつしか自分と相手が混ざりあい
新しい癖が相手と同じになる


熟年マジック影響編



口が悪いね
お前もだ

お互い様と苦笑い



2004/02/18 (Wed)

[169] ≡僕のサンド≡
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クラブサンド
クラクラサンド
ラブラブサンド



ショパンは
ジョルジュ・サンド



僕は
おしんこサンド



隠し味は涙

sun&dawnにはさまれた


大好きなサンド



2004/02/19 (Thu)

[170] 猫の手
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生きている感覚を失い
あやふやな感情の中で
平行感覚もわからなくなっていた
あの頃…


自ら生命の選択をする気力もなく
ただ時間に置いていかれる不安と
時間から解放されたような浮遊に
落ち込みかけたとき


一匹の猫と出会った


貰い手が見つからないので
薬殺をして欲しいと
飼い主が動物病院に連れて来た猫


ペット禁止だけど
家族に内緒で引き取ることにした


可愛いけど
癒されるけど
ご飯も食べれば
トイレもする


猫一匹といえども
養うには財力が必要だった
そして私はバイトを始めた


無気力の風船が割れて
現実の実感を手に取り戻した


私が救ったつもりで
一匹の猫の手によって
私の感情を救い出された
遠いあの日



2004/02/20 (Fri)

[171] face
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明かりは点けないで
きみがそう言うから
手探りで触れてみた

でっぱり
  …鼻?
ふさふさ
  …まゆ?
ぷにぷに
  …?
ぱくっ
  …口か…


両手で包みこむのは頬

不意に
きみがそっぽを向いて顔を逸らす

追いかける私の指

頬をむにってしたいんだよ…

柔らかくなるまで

温かくなるまで

唇が緩むまで

鼻の下が伸びるまで



明かりは消したままでいいから…


今はそれでいいよね…


2004/02/21 (Sat)

[172] 想い
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考えなくても

わかることなのに

考え込んでいた


いつも常に

きみの声が私の前に

行列を作って

ちょこんと並んでいてくれているのにね



いつだってきみからは
深い想いが届けられていて

私はその腕に

壊れないように

だけどしっかりと強く
抱きしめられていて



あなたがいつもそうしてくれているから

私は笑えるの

もうあなたなしでは
いられないよ…



2004/02/21 (Sat)

[173] 誘惑-moon-
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蜂蜜色の雫を追えば

甘く魅せる月の横顔


恋しさにただただ

月の影を拾い集め

辿り着くのは海を見おろす砂漠


月とふたりだけになれた喜びに

涙一つ

砂に融けて

喉の渇きを想い出す


心通じる不思議


ラクダにのった騎士現れて

月の蜜をさしだす


そのタイミングは

いつも絶妙

月の誘惑を読むかのように



2004/02/22 (Sun)

[174] stormy mind
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暴風雨も

薄曇りも

一瞬の天気雨も

雷も



全部もたらすのは

破天荒なきみ




雨が降れば

地は豊かになる

穏やかな日和には

緑が芽吹く




2004/02/23 (Mon)

[175] chair
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考え事の時は
少し堅め


くつろぎタイムには
ふわふわぽょん


疲れた時は
マッサージ付き


涙が止まらなくて困った時は
腕が伸びて背中をすっぽり包みこむ


眠りに誘われたら
きみの背丈のソファに



きみ専用の椅子になった夢なんだ


さぁさ


じっくり座りなはれ



2004/02/24 (Tue)

[176] 
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どうして
きみの言葉に
涙がこぼれたのか

とか

ここに生まれた
私の言葉は
なにを意味してるのか

とか

きみはなにも
問い掛けずに
私の言葉に
傷ついてしまう


聞いてみたら
何てことはないはずなのに

きみは私の中に
入るのを
どうして
ためらうの?

鍵は渡したはずなのに…

中におはいりよ

怖くないから…



2004/02/24 (Tue)
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