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りんくすの部屋  〜 投稿順表示 〜


[197] 石のちから
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石橋を 叩いて叩いて

その迫力で

近付く人を蹴散らして



石橋を 叩いて叩いて


100dハンマーで

木端微塵に谷底に突き落として




最初から誰もそばに居なかったことにする

最初から石橋なんてなかったことにする




そんな豪快なおまえの為に

もう壊させない為に

俺は座るぞ


石橋の上にも三年

男の情念岩をもとおす

流れに枕し

石で口を漱ぐ



俺もたいがいヘソ曲がりやし







2004/03/11 (Thu)

[198] あほんだら
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洗濯機に入れて
最強脱水にかけて
皺取りスプレーたっぷり吹き付けて
アイロン押し当て

素肌に袖通し
どしゃぶりの中を
聖火ランナーみたいに走れば


ちっとは素直になるんかなっっ?



このリバーシブルかっぽうぎはっ!!



あほっ



2004/03/11 (Thu)

[199] 
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きみの優しさ
知ってる


すでに俎上の鯉な私を
池に返して
ちゃんと泳ぎだせるか

いつまでも
いつまでも
見つめていてくれる


剥れてしまった何枚かの鱗を
さも自分の爪が剥れたような
血の気の引いた顔で

いつまでも
いつまでも
そんな顔で…



鯉もきみを見つめたまま






2004/03/11 (Thu)

[200] きみの季節
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何度目の季節なのか

忘れるくらい

きみの季節が

私の中で彩りを




きみという四季は

心の風景に

なくてはならない存在となり

いつも包んでくれる



大好きな季節



2004/03/12 (Fri)

[201] 黄砂
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泣き出し模様のそら

遥か悠久の地から

風が運ぶ粒子


山も家も霞むのは

黄砂がそらを覆うからなのか

私の瞳が濡れているからなのか



遥か彼方からここへきたのなら

さらに風よ

いま少し運んで

私のかわりに

滲む粒子を



2004/03/12 (Fri)

[202] 初心貫徹 星一徹
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やるぞっ

と 思ったことは

最後まで



たとえ

ちゃぶ台

返してでも



2004/03/12 (Fri)

[203] ばーむくーへん
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ふたり歩いてきた

とりとめのない時間が

一枚一枚重なり

大樹の年輪となる



その木漏れ日の歌が

静かに降り注ぎ

きみと僕だけの

特製ばーむくーへんに

なってくんだね



きみと僕だけの



2004/03/12 (Fri)

[204] お顔拝借
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おぃ!


こら。


おとなしく


ツラかせよ…











  鼻の頭に


  ぶちゅっ




ごちそうさま。





2004/03/13 (Sat)

[205] 溜め息の雫
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あなたが誘う

涙の雫に濡れて

溜め息そっと

枕に融けて


いじわる…


どうしようもないくらい
あなたが染み込んでる
私なのに…




2004/03/21 (Sun)

[206] 強く強く
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ちょっとでも

つらいことがあったら

もうダメ

きみの名前を

繰り返し繰り返し呼んで

携帯を握りしめてるんだ

強く強く


2004/03/14 (Sun)
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