詩人:りんくす | [投票][編集] |
きみから感じてたのは
いつだって
泣きたくなるくらいの
慈しみ
きみから滲み出る
その優しさを
鏡に映し出したくて
いつだって
自愛よりも
慈愛が
届けられる
私の ここに…
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生まれ来る瞬間
まだ一人では何もできないと思われている
赤子のきみは
とても神秘に包まれた努力を
人知れず
行ってきたんだよ
生まれたてのきみは
何もできないんじゃない
とてつもなく
大きな一歩を踏み出している
きみの誇れる勲章
その生命は
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もうすぐ
十二時の鐘が鳴りまする
シンデレラは戻らねばなりませぬ
ガラスの靴は置いていきますが
ディスカウントストアでどこにでもある
大量生産品でございます
目印にはならぬかもしれません
あの鐘が鳴り終わる頃には…
わたくしは…
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きみは私に
自分でも嫌いだという
作り笑いを
見せるというの?
それが一番
好きになって欲しい
ベストショットだというの?
雨上がりの空気は
とても優しいというのに…
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あの子が姿を隠したのは
あなたの牙を恐れたからじゃない
圧倒的に立ちはだかる
その壁を前に
なす術を失ったから…
牙なんか いつも
睨み返してたよ
私の背中から…