詩人:りんくす | [投票][編集] |
せわしなく動き回っていると
ゆとりが恋しく
穴ぐらで丸くなって
寝ていたい
穴ぐらで団子になってたら
妙にそわそわして
目を閉じてるのが
嫌になる
結果
なんだか落ち着きなく
ちょこまかちょこまかしてたら
いつの間にか過ぎてる時間
詩人:りんくす | [投票][編集] |
一つ一つ
信頼を積み重ねて
愛の塔は高くなる
私がどんなに
バランスを保って
高く積もうとしても
あなたから渡されたつみきは
砂糖菓子でできたものばかりで
涙が零れるたび
一つまた一つ
溶けてしまう
塔はバランスを失う
詩人:りんくす | [投票][編集] |
ね…?
きみに話しかけるとき
つい言っちゃうんだ
考えがまとまってなかったり
することもあるんだけど
きみなら
ね…?
だけで
わかってくれるような気がして
詩人:りんくす | [投票][編集] |
僕らのなみだを
箱に詰めて
大きな樹の下に埋めよう
10年後
なみだは涸れているだろうか
それとも
誘い水となって
泉が生まれているだろうか
10年後
僕らのなみだは
どうなっているだろう
詩人:りんくす | [投票][編集] |
誕生日 おめでとう
ありがとう でもね
実は明日も
誕生日なんだ
え゛?
実は 次の日も
その次の日も
毎日誕生日なんだ
毎日?
毎日少しずつ
新しい僕に
生まれ変わるから
詩人:りんくす | [投票][編集] |
どんよりと
うっとおしい
ねずみ色の雲に
叫んだ
──ちきしょ。
降るならさっさと
降りやがれ。
しばらくしたら
雨雲の親玉が
真っ黒に怒りながら
現れた
傘も折れそな
ピンポイント豪雨
──おぃ…