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りんくすの部屋  〜 投稿順表示 〜


[337] 風の階段
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階段は
上るためにあるのか
降りるためにあるのか


きみはずっと悩んで
動けなくなってたの?


どっちでもいいんだよ


きみのこと
ひどい人だなんて
思ったことないから



疲れたんなら
踊り場で
一緒に観察してみようよ


風が階段を掃除してるのを…さ



2004/06/20 (Sun)

[338] your eyes
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きみは
とても嘘つきだけど



瞳は正直だった



瞳だけは
とても正直だった



そのことは
今も忘れてない



2004/06/24 (Thu)

[339] *echo*
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今まで聞いてたきみの声には
エコーがかかっていたみたい


そのままの飾らない声を
聞かせて


きみのこと
もっと教えて



ね…
聞かせて?



2004/06/25 (Fri)

[340] take a rest
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今まで
随分強がって
無理してきたじゃん



少し手足を伸ばして
強張った心にも
休息させてあげようよ


少しだけ
ほほ笑んだらいいから


休憩してる間に
突然消えたりしないから


2004/06/28 (Mon)

[341] 一定の温度
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きみとは
きっとずっと
息のあった友達でいられるよ


だって
私の好きだったのはあの人で


ずっと友達だったのは
きみだから



2004/07/02 (Fri)

[342] あんぐる文字
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私の好きなきみの角度は
全部隠してしまうくせに


すぐ


すねる…



2004/07/06 (Tue)

[343] inside-out
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いいとこと悪いとこは
全部つながってる



自分の中のマイナスは
裏返せば
プラスであり


自分の中のプラスは
裏返せば
マイナスである


きみがもし自分を見失いそうになったとき
忘れずに思い出して


きみの闇が深ければ深いほど
またきらめく光も
同時にその手に
掴んでいることを


どっちかに偏ってるんじゃないよ
裏返しになってるだけなんだから


おなかはあるけど
せなかはないなんて
そんな人がいないのと
同様に



2004/07/07 (Wed)

[344] 日本一の不理解者
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恐らく私は
きみのこと
日本一理解
できてないんだろう


紆余曲折
曲がって曲がって
全力ダッシュで振り切っても
きみのほうへ
帰巣本能が働くから


2004/07/07 (Wed)

[345] 七夕星の川
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年に一回の逢瀬というけど
下界で嵐だろうが
天の川は常に
清水であふれている


実は織り姫と彦星は
毎日
川を挟んで


「お前、ムカツク!」「あんたよりマシよ!」


なんて意地張り合戦が
繰り広げられていたりして



そして年に一回
今日は休戦日
素直になる日



だから
下界では雲が広がり
二人の姿は
見えなくなる


天の粋な計らい
星の川



2004/07/07 (Wed)

[346] すとれっち
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過剰な背伸びばかりしても
心はどんどん
萎縮するばかり


座ったままでいいから
すとれっちしてごらん


両手を真上に伸ばせば
細胞一つ一つが喜び出す


少し柔らかく
そして大きく
なれる気がする



2004/07/08 (Thu)
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