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りんくすの部屋  〜 投稿順表示 〜


[377] *砂時計*
詩人:りんくす [投票][編集]



初恋にも似た
ときめきの
なりやまない想いの砂


全部あの人を想う為に
さらさらとこぼれ落ちていった


やがて最後の一粒が
ぽとんと音をたてる


だからって
そんな悲しい表情(カオ)
しないで


またひっくり返せば
満ち足りた砂が
流れてゆくから



あのね


砂時計の砂は
いくら流れても
減りはしないんだよ?


2004/08/24 (Tue)

[378] 虹のそなた
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雨上がりの夕陽

ほんのひとときの

鮮やかなグラデーション


普段は魅せてはいただけぬ

その輝きを

ご自身では気付いておられぬのか…



もっとそばにいて下され


虹のそなた殿


2004/08/25 (Wed)

[379] はぐらかした胸の内
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意思表示は
あんまり得意じゃなくて

いつも言えない胸の内


だから
いっそわがままなほど
こじ開けて


こころに触れてほしい


はぐらかして
ふざけてるけど


いつだって
ほんとは…



2004/08/27 (Fri)

[380] You will Do!
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死ぬくらいなら



死ぬほど素直になって



生き抜いて。



2004/08/27 (Fri)

[381] 文句’ん ろーる
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謳い文句に誘われて
踊る文句’ん ろーる

不満や文句には
ムンクの叫び

北風さんの脅し文句にゃ
耳貸さず

太陽さんの殺し文句に
恋い焦がれ


一見さんお断りで
いつものあれ

決まり文句が
一番いいね


きみの決まり文句
文句なし


2004/08/31 (Tue)

[382] 腹立ち雲
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夕立みたいに
むくむく むくむく
雲行きが怪しくなり
腹立ち雷雨の始まり


はらたつ
むかつく
今度こそ許さない!


なのに
しばらくすると
なんにもなかったみたいに
綺麗な青空


腹立ち雲は
わたあめみたいに
消えちゃうんだ


また笑いかけちゃうんだ


ねぇ…
こんな現象
きみにだけなんだ


ねぇ…


なんで?

なんでなんで
なんでなんでなのかな?

きみならきっと
わかってるんでしょ?


2004/08/31 (Tue)

[383] でじゃぶ
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きっと たぶん


私たち


似てるわけでもないのに


重なるように


近い感覚



いつかどこかで


きっと見た現実


2004/08/31 (Tue)

[384] 変わり身の術
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きみが思いっきり


振り払ったその手


実は
私の手ではなくて


ゴム手袋なんです


だって
あたたかくなくて


つなぎ心地


悪かったでしょ?


はい


ほんものの手は


ここだよ


ずっと
きみの手を包んでたんだ…


2004/09/01 (Wed)

[385] 背中でふぇいんと
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いつも
私のペースお構いなしに
どんどんすたすた
早歩きで
先に行っちゃうんだもん


必死で背中
追っかけてたら
曲がり角に隠れて
いきなりふぇいんと


こっち向いて
両腕広げて
待ち構えてるなんて


びっくりするじゃん…


ズルいよ…



2004/09/02 (Thu)

[386] 霧の朝
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目覚めたら
白い海に沈んでた
霧の底


昨日まであった景色が
なにも見えない
届かない




風が巡って
あたたかくなる頃
見えたのは
青ひといろのそら


白い海が幻となり
浮かぶのは大地


しっとりと
霧の足跡が残る
草の道しるべ


2004/09/03 (Fri)
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