詩人:りんくす | [投票][編集] |
胸の中で
銀河のように
いくつも渦巻いてる
つむじ風
嵐の荒野で
つむじ風を
吹き飛ばしてみないか?
何もしなくていいんだ
ただそこにいるだけでいい
頑張ったりしら
逆に怒るよ
何もしなくていいんだ
嵐をただ
受け止めるだけ
しこりを連れ去ったら
必ず晴れるから
そしたら帰っておいで
ふかふかタオルを
山ほど用意して
待ってるから
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「あたたかいスープが飲みたいのに
隙間からこぼれて
飲めないんだ」
ふぉーくさんが困っていました
「私がすくってあげる…
大丈夫!」
すぷーんさんがにっこり微笑みました
「大きく覆うこのレタスを
うまくどけられないんだ…」
すぷーんさんが泣きました
「焦らなくていい
僕が取り除いてあげるから」
ふぉーくさんが優しく笑いました
そのやりとりをみていたワイングラスさんは
嬉しさと照れ臭さで
きれいな薔薇色に
頬を染めました
お皿さんにも
テーブルクロスさんにも
薔薇色が伝わっていきました
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右ひざをコンッて叩かれたら
右足がポンッて出るものなのに
きみは
左手をポンッて挙げちゃうの
だから私もおでこをガツンとやられると
つい右足をゴンッて…
‥‥ゴン!?‥‥
うげ。
きみに当たっちゃった(泣
そんなつもりじゃないのに…
ごめんね?大丈夫?
痛いの痛いの〜
全部私の心に
飛んでこい〜〜!
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ずるいよ
いつもきみの深い想いを聞かされるのは
ずっと後になってからで…
結果
これじゃ私
ただの大ばか野郎だよ
彼女がいるから
夜中の電話怒ったの?
知っていたらかけたりしなかった
こんなことなら
きみの気配にときめいてた頃のまま
そっとしておいて欲しかった
深い想いを見せられたあとで
ずっと秘めてたけど
私も同じでしたって言っても
説得力弱いだけ
こんなことなら
永遠になにも知らされないほうがよかった
知らされないまま
傷つけてしまうのが
どんなにつらいことか…
ずるいよ…
いつも後になって手の内見せるんだから
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つらいことや
かなしみや
ぜつぼうは
空気に溶け込んでいて
呼吸するたびに
それらを吸っては吐き
吸っては吐き
気付けば
息が白くなってたりする
思いがけなく
ぬくもりの結晶が
舞降りることがあって
肌に触れると
胸にしみこむ
こころが 洗われる
生きるって
呼吸すること
感じること
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私は一人で歩くとき
とても気ままに歩調を変えてきた
きみと出会い
同じような調子で歩く人が
他にもいるんだと知った
でも似てはいても
脚の長さだとか
ふと気に留める風景や
疲れ具合は
微妙に違ってるんだよね?
私はたまに突っ走ることがあって
きみはたまに座り込むことがある
あれ?って何度か振り返る経験を経て
二人の歩調を
体が徐々につかみかけてきた
急かして腕を引っ張ることはやめて
今はただきみの隣で腰を下ろしていたいんだ
きみの呼吸が
アンダンテに戻るように…
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無責任な結果しか
想像できないからと
隠していた恋心
堰を切って流れだしたからには
きみをちゃんと受け止めようと思った
時間はかかっても
見返りとしての
餌はいらないよ
きみの不思議をつなぎあわせて
やっとひとりの人物の影が映し出されてきた
きみが何故あのとき怒ったのかとか
私を何故大好きで大嫌いなのかとか
まだまだ勉強不足の私ではありますから
全部わかったなんて
頭でっかちなことは考えてないけど
人の孤独を真に理解するのは無理でも
寄り添うことはできるよね…
恋だ愛だ言わなくても
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あふれる気持ちを
入れる水瓶が
少し小さくて
うまく言えないんだけど
夢に向かっている
きみの輝く顔が
一番好きだから
ずっと見ていたいから
夢を掴もうとするきみが
一番素敵だよ
それをまずは
伝えたくて…
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もしかして
出会ったあの夏の日よりも
ずっと以前から
ふたり
惹かれあっていたの?
私はあなたに安らぎを感じ
あなたは私の背中に見えない何かを感じていたの?
それは
出会う前から繋がっていた
絆
海の香りのする
優しいストーリー