詩人:りんくす | [投票][編集] |
膿を吐いてしまって
吐いたらそれは
膿ではなくなるから…
大丈夫
きみのでっぱりを
はめこむくぼみ
ちゃんとあるから
波に転がって削られて
かみ合わなかった頃に比べて
随分ぴったりとはまるように
なったと思わない?
ね…?
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まさかこんなに
口から生まれたみたいな
わがまま女やったとはな…
あんなツンと澄まして
クールな顔はどこへやら
俺が口を開く前から
おまえ
突然噴火して
わがままヒステリー爆発させるし
火山灰をふりかけようとむきになるもんやから
なんとなーく
どしたん?元気あらへんなぁ、って
声かけるタイミング逃しっぱなしの
エブリディ
まずは
溶岩が熱いうちに
落ち着かへんか?
ほんまは
わがままやないねんろ?
すごく言いたいことが
あんねやろ?
犬は喰わへんかもしれんけど
猫やったらペロペロするねんで
いつまでなめとんねん!っちゅうくらいな笑
ほんまやで?
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きみの文字が更新されて
心に繋ぐたびに
一喜一憂
気色満面
急転直下
喜怒哀楽
目まぐるしく変わるんだ
最近親友になった寡黙な携帯さん→碧ちんには
随分見られてしまったな。。
舞い上がったり
泣きべそかいたり
紅く染まったままフリーズした
秘密の表情
でもきっと碧ちんもみたことがないと思う
愛想笑いの変な顔だけは…
ね? 碧ちん…
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宣誓!
今のわたくしには
きみ以外のことを
考えてる余裕が
全くありません!
一日二十四時間じゃ
全然足りへんがな!
夕日さん!
ちょっとな 沈むの
もうチョイ待ってぇな!
頼むわ!
以上。
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目先のことにとらわれて
辺り構わず
守りに走ってた
攻撃は最大の防御なり
無意識に守りに徹してた
でも体の震えが止まると
敵なんてどこにもいない
またあなたの言葉が
正しかったんだと知る
手のあたたかさを知る
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言葉を交わすたび
わがままな子供の顔で
尖った寂しさを手にして
刹那に消える冬の夕闇を
追いかける
僕たちふたり
傷つけあうなんて
すぐ俯かないで
あの幼き日々に
望んで背を向けてた
ぬくもりややさしさを
今取り戻しているだけのこと
気付いてほしい
素直になれず
傷を恐れて
強がってた
そのとき閉じ込めた叫び声が
今をこんなにも
苦しめてるだけ
私たち
おこちゃまみたいだね…
せつなく微笑むきみの肩をだきながら
僕は想う
僕たちは子供に返ることで
あの時出せなかった
素直な表情を取り戻してる
そして僕たちは大人でもあるから…
互いの子供心の叫びを
父や母のように
受け止めあい
少しずつ成長してゆける
もうそこまで来ている
あたたかな季節
夕陽は僕らを待ってくれるだろう
不安に駆け出さなくても
夕陽は待ってくれるだろう
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きみの《好き》と
僕の《好き》を
ちょこっとだけ
マトリョーシカの箱の中から取り出して
耳と耳のトンネルくぐって
交換できたら…
きっときみの《好き》と
僕の《好き》は
バイカル湖のように
深く澄んでゆくかもね…?
シベリア鉄道の線路は長いから
ゆっくり揺られて
ピロシキでも食べながら
まぁ待つさ
どこまでも変わらない風景も
きみとなら楽しいから
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父への憧憬と葛藤
満たされなかった母への思慕
声を出そうとしても
涙を揮発させるほど
焼き付いた喉の奥…
少年のあなたを
抱きしめる
私の腕
おおかみはこないと知ってるよ
だけどあなたは何度でも
叫んでいいんだ
重要なのは
おおかみが来るか来ないかではないから
あなたが叫ぶということ
それが大切なの
何度でも付き合うから
おおかみなんて来ないという事実を
きみ自身が
納得できるまで
本当に心を開いてくれる
その時まで
あなたのすべてを
抱きしめられる
その時まで…
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熱を計るなら
電子音のする冷たい体温計じゃなくて
温かい手のひらで
それと
おでことおでこをこっつんこ
熱を計るより
そっとキスして
風邪きんマンを連れだそう
早くよくなりますように…
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──離れててもふたりでできること、きっとあるよ!
一緒にみつけよう
──ない!
そんなやり取りがあった
その時は何も思い付かなかった
それから一年もの時を経て
ふたりでできた
一つのうた
あったじゃん
ふたりでできること…
すげー感動した
誰かと何かを創ることに