詩人:りんくす | [投票][編集] |
年に一回の逢瀬というけど
下界で嵐だろうが
天の川は常に
清水であふれている
実は織り姫と彦星は
毎日
川を挟んで
「お前、ムカツク!」「あんたよりマシよ!」
なんて意地張り合戦が
繰り広げられていたりして
そして年に一回
今日は休戦日
素直になる日
だから
下界では雲が広がり
二人の姿は
見えなくなる
天の粋な計らい
星の川
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いいとこと悪いとこは
全部つながってる
自分の中のマイナスは
裏返せば
プラスであり
自分の中のプラスは
裏返せば
マイナスである
きみがもし自分を見失いそうになったとき
忘れずに思い出して
きみの闇が深ければ深いほど
またきらめく光も
同時にその手に
掴んでいることを
どっちかに偏ってるんじゃないよ
裏返しになってるだけなんだから
おなかはあるけど
せなかはないなんて
そんな人がいないのと
同様に
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今まで
随分強がって
無理してきたじゃん
少し手足を伸ばして
強張った心にも
休息させてあげようよ
少しだけ
ほほ笑んだらいいから
休憩してる間に
突然消えたりしないから
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階段は
上るためにあるのか
降りるためにあるのか
きみはずっと悩んで
動けなくなってたの?
どっちでもいいんだよ
きみのこと
ひどい人だなんて
思ったことないから
疲れたんなら
踊り場で
一緒に観察してみようよ
風が階段を掃除してるのを…さ