詩人:りんくす | [投票][編集] |
自身に地震が起きて
自信の磁針が激しくふれる
そんな日は
きみに浸っていたい
藍より深く愛すれど
哀するのは
二つが相対しているから
逢いたいね
逢いたいね…
風に消える囁き
声にならなくて
声がききたくて
きみのぬくもり
感じていたくて…
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黒い羽を広げるたび
あなたが誰かを
傷つけてしまうと
いうのなら…
あんまり広がらないように
結んであげる
みつあみに編んで
おさげにして
ピンクのリボンを
つけよっか?
でもそしたら
私を包んでくれる
あたたかい羽毛が
ふわふわしなくなっちゃうの
ふわふわで包んでいてほしいから…なぁ…
あなたのおさげ姿も
見てみたいんだけどネ
きっとかわいい
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きみが私のこと
どう想ってんのか
知らへん
せやけど
きみが何あほなことゆぅても
やっぱ好きやから
結局はきみのこと
あほでも何でも
受け入れられてしまうねん
私のおなかは
消化不良もたまにあるけどな…
そういうのが
愛っていうんかな
なんて
きみと出会ってから
思てん
だからって
正露丸混ぜて食べささんとってや
あほかいな
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隣に居ても
向かい合っても
いつも顔は明後日の方ばかり
尋ねた質問には
船便でのらりくらりと
意訳が届く
竹の子の皮を剥くみたいに
次々と現れる
愕然とするような事実
人間不信に陥らないのが
不思議なくらいと思わない?
それでも
相変わらず
愛変わらずなのに
私にはいつも
明確な回答を
求めるんだね…
あなたから
明確な愛の言葉も
聞かされないまま
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好きになったら
頑固に
好きでいるよ
もうこれは
信念と言えるかも
だってきみと私は
嵐の夜に出会った
この世でたった一人の
他にどこを探しても
見つからない
たった一人の
人間だもの
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そらに皓々と輝く月
夜の闇を引き連れゆくは
活力溢れた意志の強い
威風堂々たる姿
みなもにゆらゆら映る月
夜の闇に頼りなげに浮かぶは
小さな波紋のような不安に
涙に暮れる姿
月が艶やかに光を放ち
月がほんわり影を落とす
夜の闇の海のそらに浮かぶ
月と私