詩人:りんくす | [投票][編集] |
ふたり歩いてきた
とりとめのない時間が
一枚一枚重なり
大樹の年輪となる
その木漏れ日の歌が
静かに降り注ぎ
きみと僕だけの
特製ばーむくーへんに
なってくんだね
きみと僕だけの
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泣き出し模様のそら
遥か悠久の地から
風が運ぶ粒子
山も家も霞むのは
黄砂がそらを覆うからなのか
私の瞳が濡れているからなのか
遥か彼方からここへきたのなら
さらに風よ
いま少し運んで
私のかわりに
滲む粒子を
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何度目の季節なのか
忘れるくらい
きみの季節が
私の中で彩りを
きみという四季は
心の風景に
なくてはならない存在となり
いつも包んでくれる
大好きな季節
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きみの優しさ
知ってる
すでに俎上の鯉な私を
池に返して
ちゃんと泳ぎだせるか
いつまでも
いつまでも
見つめていてくれる
剥れてしまった何枚かの鱗を
さも自分の爪が剥れたような
血の気の引いた顔で
いつまでも
いつまでも
そんな顔で…
鯉もきみを見つめたまま
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洗濯機に入れて
最強脱水にかけて
皺取りスプレーたっぷり吹き付けて
アイロン押し当て
素肌に袖通し
どしゃぶりの中を
聖火ランナーみたいに走れば
ちっとは素直になるんかなっっ?
このリバーシブルかっぽうぎはっ!!
あほっ
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石橋を 叩いて叩いて
その迫力で
近付く人を蹴散らして
石橋を 叩いて叩いて
100dハンマーで
木端微塵に谷底に突き落として
最初から誰もそばに居なかったことにする
最初から石橋なんてなかったことにする
そんな豪快なおまえの為に
もう壊させない為に
俺は座るぞ
石橋の上にも三年
男の情念岩をもとおす
流れに枕し
石で口を漱ぐ
俺もたいがいヘソ曲がりやし
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自分がこんなに
わがままだったなんて
きみに逢うまで
全く全然ちっともさっぱり
知らなかった
火星にだって実は
タコ姿の宇宙人の足跡くらい
あるかもね
そんなくらい
─どんなくらいだっ…
きみが好き
きみの住む地球が好き