ホーム > 詩人の部屋 > りんくすの部屋 > 新着順表示

りんくすの部屋  〜 新着順表示 〜


[175] chair
詩人:りんくす [投票][編集]



考え事の時は
少し堅め


くつろぎタイムには
ふわふわぽょん


疲れた時は
マッサージ付き


涙が止まらなくて困った時は
腕が伸びて背中をすっぽり包みこむ


眠りに誘われたら
きみの背丈のソファに



きみ専用の椅子になった夢なんだ


さぁさ


じっくり座りなはれ



2004/02/24 (Tue)

[174] stormy mind
詩人:りんくす [投票][編集]



暴風雨も

薄曇りも

一瞬の天気雨も

雷も



全部もたらすのは

破天荒なきみ




雨が降れば

地は豊かになる

穏やかな日和には

緑が芽吹く




2004/02/23 (Mon)

[173] 誘惑-moon-
詩人:りんくす [投票][編集]



蜂蜜色の雫を追えば

甘く魅せる月の横顔


恋しさにただただ

月の影を拾い集め

辿り着くのは海を見おろす砂漠


月とふたりだけになれた喜びに

涙一つ

砂に融けて

喉の渇きを想い出す


心通じる不思議


ラクダにのった騎士現れて

月の蜜をさしだす


そのタイミングは

いつも絶妙

月の誘惑を読むかのように



2004/02/22 (Sun)

[172] 想い
詩人:りんくす [投票][編集]



考えなくても

わかることなのに

考え込んでいた


いつも常に

きみの声が私の前に

行列を作って

ちょこんと並んでいてくれているのにね



いつだってきみからは
深い想いが届けられていて

私はその腕に

壊れないように

だけどしっかりと強く
抱きしめられていて



あなたがいつもそうしてくれているから

私は笑えるの

もうあなたなしでは
いられないよ…



2004/02/21 (Sat)

[171] face
詩人:りんくす [投票][編集]



明かりは点けないで
きみがそう言うから
手探りで触れてみた

でっぱり
  …鼻?
ふさふさ
  …まゆ?
ぷにぷに
  …?
ぱくっ
  …口か…


両手で包みこむのは頬

不意に
きみがそっぽを向いて顔を逸らす

追いかける私の指

頬をむにってしたいんだよ…

柔らかくなるまで

温かくなるまで

唇が緩むまで

鼻の下が伸びるまで



明かりは消したままでいいから…


今はそれでいいよね…


2004/02/21 (Sat)

[170] 猫の手
詩人:りんくす [投票][編集]


生きている感覚を失い
あやふやな感情の中で
平行感覚もわからなくなっていた
あの頃…


自ら生命の選択をする気力もなく
ただ時間に置いていかれる不安と
時間から解放されたような浮遊に
落ち込みかけたとき


一匹の猫と出会った


貰い手が見つからないので
薬殺をして欲しいと
飼い主が動物病院に連れて来た猫


ペット禁止だけど
家族に内緒で引き取ることにした


可愛いけど
癒されるけど
ご飯も食べれば
トイレもする


猫一匹といえども
養うには財力が必要だった
そして私はバイトを始めた


無気力の風船が割れて
現実の実感を手に取り戻した


私が救ったつもりで
一匹の猫の手によって
私の感情を救い出された
遠いあの日



2004/02/20 (Fri)

[169] ≡僕のサンド≡
詩人:りんくす [投票][編集]



クラブサンド
クラクラサンド
ラブラブサンド



ショパンは
ジョルジュ・サンド



僕は
おしんこサンド



隠し味は涙

sun&dawnにはさまれた


大好きなサンド



2004/02/19 (Thu)

[168] influence
詩人:りんくす [投票][編集]



長年連れ添った
仲の良い老夫婦は
表情がとても似ている


潮の満ち引きのように
互いの間を
往ったり来たりする
仕草や口調に感じ方
良いとこ悪いとこひっくるめて


好きな人のことなら
厚い壁の隙間から
静かに入り込む


いつしか自分と相手が混ざりあい
新しい癖が相手と同じになる


熟年マジック影響編



口が悪いね
お前もだ

お互い様と苦笑い



2004/02/18 (Wed)

[167] ソーラーカー
詩人:りんくす [投票][編集]



きみの光が当たらないと

バッテリー充電できなくて

体も血液も温度を失ってゆく





誰かにこづかれて

惰性で動いてるようだ…


2004/02/17 (Tue)

[166] 虹曜日
詩人:りんくす [投票][編集]


触れ合えない不安を埋めるかのように

虹を追いかけて

触れるほど近くに
辿り着くことができたね?


でも近くなると
七色あったはずなのに
目の前の一色しか見えないみたいで
また不安になる


いつもそこには
七色あることを
忘れずにいたいね…

そうすれば
毎日が虹曜日

いつだって描くことができる
心の大切な場所に

大きな虹を



2004/02/17 (Tue)
389件中 (271-280) [ << 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >> ... 39
- 詩人の部屋 -