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りんくすの部屋  〜 新着順表示 〜


[123] へんなの
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傷つけられて

泣いてるはずだった

チラリと流された予告編では



なのに

朝の光に目をすがめ

気分壮快な私がいる



きみの筋書き通りにはいかないかな?



…変なのっ…






2004/02/20 (Fri)

[121] むかっ
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人前で微笑みを絶やさない私が

実は

つまらないことで

いちいち

むかっ

として

結構怒りっぽくて

喧嘩っぱやくて

説教たれだと

知ってる

あなたは

あなたは…




私にとって

本当に

特別で

大切な

大切な人なんだ


どこかに

置き忘れてきた怒りを

探して

届けてくれたんだもの





2004/01/30 (Fri)

[120] 終止符
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文章に


しまりがない気がして…


ピリオドをつけた。







そうすることで


新しい文章が


新しい物語が


始まる。


真っ白な紙に


無限の空間がある。






2004/01/30 (Fri)

[119] やさしさって…
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やさしさってなんだろうね?

ポケットの中の
自分のナイフを
一つ一つ見せるたび
見られるたび
きみは陰腹を切り
痛みに顔を歪める
そして私が何も語る前から
自分の醜さをアピールするんだ


そんなきみのナイフを
気付かぬふりで手当てしようとしても
叱って取り上げてしまっても
どっちにしても
きみは我が儘だから
怒り出すのだけれど





何故私に見せることを選んだの?
見せる必要はなかったのに
綺麗に終わる方法なんて
きみなら四十八手は考えつくだろうに


きみを嫌いになんてなれないよ

それが私からきみに贈る
最大級のやさしさ




きみはそれに
『束縛』と名をつけてしまったようだけど

名は変われど
『それ』は『それ』…


2004/01/29 (Thu)

[117] 予告状
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今宵



私の大切なモノを



いただきに



あなたの元へ



参りまする






覚悟しなはれ








2004/01/28 (Wed)

[116] ふうせん
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おっきくパンパンに張り詰めたふうせん


針でチクンと刺して


パァーンと割れば


音には驚くけど


案外気持ちいいんだ






なんか久しぶりに


笑えそうだよ…


ふうせん割ったら


気持ちいい




2004/01/28 (Wed)

[115] ふたり
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あなたがもしいなくなれば
足もとが崩れ落ちるのではないかと
離れてしまいそうになるときは
いつも不安だった

こんな自分は
きっとあなたに依存しているのだと…
あなたという嗜好の
依存症になったのだと思ってた



でもあなたは言う
きみは自分の力で羽ばたき
歩いているんだと

それが信頼するあなたの言葉だったから
『依存』ではなかったんだよね


『共存』しているんだよね…



2004/01/28 (Wed)

[114] 砂の城
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頑丈な砦に守られた
砂の城
陽の怒号にも
高波の歌声にも
決して崩れることはなく
水平線と空との境界を睨み続ける


ふと訪れた一羽のコウノトリ
砦に巣作りを始めたその様子に
砂の城は崩れ落ち
砂と砂とを繋いでいた番は
涙となって
海の碧へと駆け出した

常にトリが高く低くそばを舞い
砂の城は
いつも睨み付けていたあの水平線へと
辿り着く

潮の乙女にいざなわれて



2004/01/27 (Tue)

[113] 
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子供の頃
自転車でよく海へ出かけた
友達とだったり
一人だったり


そこは汚いので有名な湾に面した
小さな港


車から降りた小さな女の子が叫んでた
「あれ? 海、青くないよ〜?」


そんな海だけれど
夕暮れだけは
違ってた


水平線に太陽が傾くと
波を一斉に銀色に染めあげる


切なさが降り注いだように
哀しくも美しくて


私はこの場所を
とても愛した


2004/01/26 (Mon)

[112] はやおき
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何となく

早起きが日課になってしまっている

ふと目が覚めるんだ
アラームも鳴らないのに


きみも同じ時間に起きてれば嬉しい

でも眠りに就いていても寂しくないよ…


きみとの部屋はあるんだもの


毎日規則正しく待ち合わせなくても
この部屋に
きみが気配を残してくれてるから



それで満たされてる…






2004/01/26 (Mon)
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