詩人:りんくす | [投票][編集] |
努力してる途中で
「今私は努力してます」
なんて言っちゃうと
その時点で努力するという行為が偽善的なものに変わってしまうから
努力については何も語るまい
自分では確かだと思っていても
実現しなかったときのきみ失望を思えば
その場凌ぎの囁きはより傷を深めるから
不確かな約束は語れない
愛してるもさよならも
どんな言葉もきみのこころに響かず
きみが歩みよることをやめたのなら
もう
言葉なんて…
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おやすみ
すべての不安を消し去って
おやすみ
こころと体の緊張を解放して
おやすみ
夢で逢えたら素敵なことだね
逢えるまで眠り続けたいよ
おやすみなさい…
ほら
腕枕で少し眠ろう…
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あのね…
いきなり下げてしまわないでくれる?
まだ食べてないんですけど…
あなたの真心手作り料理…
がっつくのではなく
ちゃんと味わって食べたいのに
あのね…
香りと盛り付けに見惚れていたんだ
食べさせてほしいんですけど…
よろしければ
あなたもご一緒に
座っていて欲しいんだけど
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大丈夫
ちゃんとみているよ
きみだけを
陰のないヒーローは
ただの熱血
人としての痛みを
胸に抱くきみは
紛れもない
正義の味方
大丈夫
ほら
顔をあげて?
もしもし?
ん?
ほら
目が合ったでしょ?
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こころをきみに奪われっぱなしなのは
いつものことなんだけど
今日はいつも以上に抵抗が激しくて
新幹線に体当たりしそうな勢いで
きみの元へ
飛び出そうとするこころを
私の体に縛り付けるのに
丸一日費やしてる
猫だから
縄を擦り抜けるの
うまいんだよ…
どうしよう
どうしたらいい?
ねぇ…?
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あなたがいれば
私は自分の中のたくさんの間違いを
考察できる
あなたがいれば
開くことのできなかった感情を
開放できる
あなたがいれば
依存や甘えとは違う
頼りになる存在の愛しさを知る
あなただから
いつも理解して
背中を押してくれるのは
紛れもない
あなただよ…
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何かと意見が対立し反発だけを尖らせていた幼き日々
何一つ受け入れられず家族の中に入れても貰えず
疎外感というご飯を与えられていた
そんな思い込みしか持てなかった
見知らぬ土地で一人子育てをする辛さを
あなたの元を離れてようやく知ってから
私はあなたを優しさで包めるようになりました
子育てに失敗したと悔いて、子供が巣立ってから宗教系で勉強を始めたあなた
私たちは失敗作ではありません
あなたの宝なのです
怪我をした他所の子を、反射的に抱き上げ病院に運んだあなたを見たときの尊敬…
生んでくれてありがとう…
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もしかして
出会ったあの夏の日よりも
ずっと以前から
ふたり
惹かれあっていたの?
私はあなたに安らぎを感じ
あなたは私の背中に見えない何かを感じていたの?
それは
出会う前から繋がっていた
絆
海の香りのする
優しいストーリー