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りんくすの部屋


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詩人:りんくす [投票][編集]



きみの優しさ
知ってる


すでに俎上の鯉な私を
池に返して
ちゃんと泳ぎだせるか

いつまでも
いつまでも
見つめていてくれる


剥れてしまった何枚かの鱗を
さも自分の爪が剥れたような
血の気の引いた顔で

いつまでも
いつまでも
そんな顔で…



鯉もきみを見つめたまま






2004/03/11 (Thu)

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