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りんくすの部屋


[29] 頬づえカノン
詩人:りんくす [投票][編集]

ふとした瞬間

今まできみを傷つけてきたことを

思い出し
思い出し

きみの痛い気持ちと
許してくれた思いやりが
一つのフレーズとなって
何度も何度も降り積もる…

そして膝を抱えて
笑顔が保てなくなりそうになると

何故か不思議と

「焦らないで
きみはそのままでいい」

メロディーはさっきと同じなのに

きみの声が重なっただけで

安堵の余韻に満たされていくよ…

カノンのように

2003/12/29 (Mon)

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