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りんくすの部屋


[418] 落ち葉と風
詩人:りんくす [投票][編集]



この季節になると
淋しさが
無限大になるようで
樹の涙が
落ち葉となって
はらはらと
降り積もる


頃合を見計らって
風が落ち葉の束を
きれいに運び去るが


また…

はらはら

はらはら


何度繰り返したろうか
落ち葉もめっきり減り
樹が小枝を揺らして
微笑む

…ありがとう 風よ
もう悲しくはない
大丈夫だから
南の国へ旅立たれよ


風は答えた

…樹よ
すっかり丸裸のあなたは
未だふるえているではありませんか
落ち葉がなくなっても
減らない何かを
抱えたままで

2004/11/28 (Sun)

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