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りんくすの部屋


[420] するっとスリ
詩人:りんくす [投票][編集]



手をつなぎたくて
あなたの手が格納されてる
ポケットに
そっと手を
伸ばしてみる


途端に
「今、俺の財布
スろうとしただろ!」


言い捨てて
省みずに歩き続ける
あなた


(そんなことする奴だと
思われてたんだ…)


ショックで
血の気がひいて
動けなくなる私



あなたは知らないの


私があなたの言葉を
いちいち真に受けて
呆然としてること


だってまさか
照れ隠しに
スリにされたなんて
想いもよらないし


第一
振り向きもしないから
照れてるのか
わからないんだもん



2004/12/09 (Thu)

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