わけもなくへこんで大好きなそらを眺めていてもため息がこころの底に沈殿してゆくそんなとき私が私でなく私の私には私のものになれなくて私を手放しているあいまいなこんなときただなにも言わず抱きしめてくれる手を探すことにだけ意識が集中して期待を膨らませないように感情を押し戻す海の底に…
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