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ねこじゃらしの部屋


[1] 真夜中の肉じゃがかあちゃん
詩人:ねこじゃらし [投票][編集]

家族の為に作った大鍋の肉じゃがを
夜中にひとりで食べているかあちゃん
家庭の味として喜ばれない
肉じゃがはカップラーメンに敗北し
もはやかあちゃんの力はなかった

色あざやかなコンビニ弁当

味付けの下手な肉じゃがは 栄養はあってもウマくない
真夜中の居間では
かあちゃんが肉じゃがを食べている
次の日も次の日も次の日も次の日も
肉じゃがを食べ続けているかあちゃんは
この次はカレーを作ることしか思い浮かばなかった

2005/08/05 (Fri)

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