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音央の部屋  〜 投稿順表示 〜


[11] 眠り姫
詩人:音央 [投票][編集]

―眠り姫

時間は流れ
記憶は途絶える

君からの想いは
何処まで続く?

君の中の眠り姫は私。語りかけられても
窓の外の雲を追うばかり

‐自由気ままなお姫様は自分だけか知る世界で恋に墜ち
夢と恋人に手を引かれ、心を弾ませ
お城から抜け出した

君が知らない世界へ旅立つために

―トランクにはありったけの勇気を詰め込んで‐

‥‥‥‥ね。

2003/12/05 (Fri)

[12] 棚から人形が落ちる
詩人:音央 [投票][編集]

表明はやたら派手な色のペンキを何度もを塗りたくり
中身はスカスカのスポンジ
骨組みは錆びた有刺鉄線
わたしの中の
君に似せた人形

毒を吐くことしか知らないんだろうね
その証拠に、ほら

プリクラと友達の数が反比例してるじゃない。

執拗に追いかけたら私たちは逃げる。
ちょっと相手にしたら君はうとむ。
そして誰もいなくなる―。

さあ

堕ちるなら堕ちるとこまで堕ちて。

2003/12/13 (Sat)

[13] 空のむこう側 足元の果て
詩人:音央 [投票][編集]

鳥かご越しに眺める世界に飽きて少しだけ‥少しだけ背伸びした
つもりだった

手を伸ばせばむこう側に届きそうな
そんな儚い夢を
見ているだけだと気がついたのはもう少し後のことだった

ほんとうは
行ったことも
見たことも
ないから
視野は狭く
重量は重く
空気は薄い

希望と絶望はいつも背中合わせ



気づけば底無し

沈まないで!

どんどん堕ちていくのね

そんなに哀れんだ眼で見つめるのはやめて
悔しさしか残らないじゃない。

あなたが笑ってくれたなら

ここから這上がり続けるのに‥

2003/12/20 (Sat)

[14] さむい日
詩人:音央 [投票][編集]

あ゛ー――――。

寒い。

寒い、寒い、

寒〜〜〜っっい

寒いわっっっ!!!

何分もこのまんま。

だけど

あなたに会うためだから

ま、いいか。

2004/01/03 (Sat)

[15] 友だち
詩人:音央 [投票][編集]

ありがとね
そばにいてくれて

ありがとね
助けてくれて

ありがとね
笑ってくれて♪

ありがとね
心配してくれて

抱えきれないほどの思い出が噴水のようにわき上がって
足元でわたしを照らすように水面がキラめき
ぽつぽつと花が咲いていって
こころ一面花畑

愛すべき者
愛すべき者よ

さあ

これから
種をまきに行くからね

2004/01/05 (Mon)

[16] きみとあしたへ
詩人:音央 [投票][編集]

後ろ かげがゆれる
その悪魔 追いやって
君のこころ いざなって行こう

煙るスクリーンの向こう側
見上げる君は高まる鼓動押さえ付けて
あてもなく走って行ったね

いつも一人で無理して
すべてを造り上げて
笑う時間さえ省いて。

悲しいことがあっても、
どうしてそんなに笑っていられるの
隠せない涙
君の声だけがただ空しい


後ろ 影が揺らぐ
その悪魔追いやって
君のこころ

誘って
いざなって

さぁ!

2004/02/03 (Tue)

[17] 覚醒‐確信犯
詩人:音央 [投票][編集]

甘えが悪魔を呼び覚ます。

喉の奥が熱くなって、
悔しさが胸の底を腐食させる。
治まることを知らない痛み
止めどなく流れる涙
脳内にはびこる不甲斐なさ

そうね完全に悪にとりつかれた。

火の輪のように燃えてなくなるまで続く
一瞬が無限へと変わる世界へ‥

2004/02/09 (Mon)
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