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音央の部屋


[13] 空のむこう側 足元の果て
詩人:音央 [投票][得票][編集]

鳥かご越しに眺める世界に飽きて少しだけ‥少しだけ背伸びした
つもりだった

手を伸ばせばむこう側に届きそうな
そんな儚い夢を
見ているだけだと気がついたのはもう少し後のことだった

ほんとうは
行ったことも
見たことも
ないから
視野は狭く
重量は重く
空気は薄い

希望と絶望はいつも背中合わせ



気づけば底無し

沈まないで!

どんどん堕ちていくのね

そんなに哀れんだ眼で見つめるのはやめて
悔しさしか残らないじゃない。

あなたが笑ってくれたなら

ここから這上がり続けるのに‥

2003/12/20 (Sat)

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