孤独なひとはどこか遠くからやってきてひとりたたずみやがて去ってゆく詩は陽の光のように誰にともなく投げかけられ私も受け取っていいならと手のひらで受けとめた手ばなしたくはないけれどそれは留まることはなくただ思い出に涙こぼれて総ては失われるのにそれでもなお心を薄く染めてゆく繰り返したならいつか色は濃さをまし願っても望んでも知らずにいた頃には戻れないのにそれを抱えてひとりたたずみそれを抱えて