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レスターの部屋


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孤独なひとは
どこか遠くからやってきて

ひとりたたずみ

やがて去ってゆく

詩は
陽の光のように
誰にともなく投げかけられ
私も受け取っていいならと
手のひらで受けとめた

手ばなしたくはないけれど
それは留まることはなく
ただ
思い出に
涙こぼれて

総ては失われるのに
それでもなお心を薄く染めてゆく
繰り返したなら
いつか色は濃さをまし
願っても望んでも
知らずにいた頃には戻れないのに
それを抱えて

ひとりたたずみ

それを抱えて

2019/11/25 (Mon)

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