麦わら帽子の女の子が私を摘んでお父さんの胸ポケットに私を挿したあの子の手の暖かさと彼の胸の温かさを「私たちは、何時か一つになれる」今のままではない私のままではない私が私でなくなって大地の流れに身を任せいつか交わり合いまた新しい私が生まれるそのときはどうかまだあの暖かさを覚えていられますように
[前頁] [のぶの部屋] [次頁]