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すれちがいの部屋


[1] 負け犬の詩
詩人:すれちがい [投票][得票][編集]

だいぶ距離が空いた 
スタートは同じだったのに・・・  
途中の坂道が俺にはきつかった
コースも何度か外れた
前の奴らとは違う景色も見た
下りの道で転げ落ち 怪我もした
足を引きずり無理して走った事もあった
痛みに耐えきれず泣いたこともあった
手を振ってくれる人
見離す人
すぐ傍にいる人を見失ったり・・・
背中を押されたり 引っ張られたり
止まったり 走ったり・・・
まだ ゴールまではかなりある・・・
随分と離され 距離は縮まらない・・・
けど 完走したい
這いつくばってでも・・・この先の坂はどう上ろうか先は長い ペースを上げる必要もない ただ真っすぐ 前を見て
俺の道を・・・

2006/03/13 (Mon)

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