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HARUの部屋


[36] 夏の忘れ物
詩人:HARU [投票][得票][編集]

1人で1本の花火に火をつけた

1本 そして...また1本...



あなたとの思い出を消していくかのように



また1本...

1つ1つ思い出しては 消し、

とうとう最後の1本

「さようなら」



そう言いながら 火をつけようとしたけど

ムリだった

最後の1本に火をつけたら

消えた時に すべてが消えてしまう・・・と


思ったから



思い出 1つぐらい残しといたって

いいかなあ・・・って



あの日 

私が忘れてきた


夏の忘れ物

2005/06/04 (Sat)

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