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シズクの部屋  〜 新着順表示 〜


[5] 精力的な人生
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幸せになってはいけない



平和に過ごしてはいけない



その銃を手に取って戦え



手段を選ばず自分の我を貫き通すのは格好いい



他人を軽蔑して批判しろ



攻撃は最大の防御なり



綺麗事を言い、綺麗な服を着て善者ぶれ



最低限の人間関係はなくさないために



長生きしてはならない



引き際を華麗にするために



そして葬式には『なんであの人が死んじゃうの?』と泣いてもらえ



以上。

2005/04/10 (Sun)

[4] 大好きだよ
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ふとした瞬間に吹く南風とか
横にいる君のいい匂いに
幸せを感じていた
名誉なんかいらない
野心なんか捨てたい
僕らは満ちたりていたはずだったのに
君は小さな体に大きすぎる夢を抱いていた
小綺麗な服でブラウン管の中
歌って
踊って
中傷して
君はもう僕に幸せを与えてはくれない
だけど
それでもいい
君が笑っているのなら
もう戻って来なくてもいい
サヨナラ……大好きだよ。

2005/04/08 (Fri)

[3] 保身
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出会いは全部メル友で済ましているの。
だって合コンとかで誰とも会話できない。


二輪の免許ほしいけれど取れないの。
公道に出ると震えが止まらなくなっちゃうから。


因縁つけられても何も言えないの。
せいぜいできるのは「すいません」ってぺこぺこ頭下げることばかり




怖い


怖い


怖い


怖い……。




一体アタシは何に怯えているんだろう?


誰かを傷つけること?

傷つけられること?


味方がいなくなること?


怪我すること?


死ぬこと……。




恐怖心が冒険を阻害し、人間的な成長をも阻害する。


わかっていてもやめられないそれが「保身」。


2005/03/26 (Sat)

[2] ぶらんこの少女
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キイ……


キイ……


錆びたぶらんこが風に揺れている


曇天の空の下


消え入りそうな音をたてて


いつもここに座っていた少女がいない




―――なんだって努力すれば叶うよ。




そう言ってさっきまで笑っていたのに


次の瞬間にはもう肉塊なんだね


ビルの下で変な風に捻曲がった体


手渡された一通の手紙

封を開けると




―――努力しても叶わないことがあるって知ったから。




キイ……


キイ……


錆びたぶらんこが風に揺れている


誰も座っていないのに

まるでこいでいるかのような音をたてて


2005/03/25 (Fri)

[1] 神への疑問
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鬱陶しい

この腕が

脚が

意識があることが



望んだわけじゃない命、何故もらった?

幸せになるため?

幸せになんてならなくていい、無のままでいたかった

幸せのために不幸も味あわされるのなんてまっぴらごめん

魂を輝かせるため?
強くなっていったい何になるっていうの

貴方が強い人間を好きなのだったら何故人間を弱く作った

甘えこそ無くせば私たちは救われるのか



わからない

ねぇ、答えてよ

黙っていないで

姿見せてよ

目的すら自分で探せっていうの?

わかんないよ、ねぇ!?



渦巻く疑問は生ぬるい風に乗って。

果てしない空に消えていった。

2005/03/18 (Fri)

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