詩人:ノリ | [投票][編集] |
用意するモノ
素直なキミとボク
それから
甘い言葉の一言や
乗り越えてきたから出来る心の笑顔と
二人の思いとわだかまり
グツグツ煮込んで
アクを取る
ただそれだけ
後に残った
ほんのり笑顔の香りの
透き通ったスープ
後はお皿に飾るだけ。
ただそれだけ
たったそれだけで
二人の心は
温もりを増してくから。
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この世界から失恋と云う
愛の言葉が消えたなら
あなたは幸せになれますか
運命の人に出会えますか
次の出会いがありますか
出会いと別れは偶然と必然
いつか『必ず』出会える
運命の人
好きになってしまった後に
恋が終わりを告げても
嫌いになってしまった後に
好きだったって後悔しても
また『必ず』出会えるから
キミの運命の人
この世界から失恋と云う
言葉が消えても良いですか
次の恋が出来なくなっても良いですか
失恋が無くならないから
キミはまた次の出会いを
待っている。
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冬は過ぎたはずなのに
今日の風はやけに肌寒く
冷えきった心は
明日の風を待っている
人は誰も
今日の風は感じても
明日の風まで
分からないから
今は
冷えた心を
ちいさな夢の
ささやかなヒカリで
暖めた
明日 強く冷たい風が
僕に前に吹き荒れて
それが
臆病な自分に
固まってしまう風
だとしても
それ以上に心を暖められる
厚手の希望を身に纏い
明日の風を待っていたい。
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至急 妖精を頼む!!
柔らかな眼差し通りから
僕の視線を一直線に進行中
おい!
ひねくれ道で曲がったぞ!
至急 妖精を頼む!!
頼む・・・捕まえてくれ。
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ボクは樹から落ちたんだ
ハイエナの群れは
ひそひそ声で
笑ってたけど
だけど大好きな樹なんだ
いつも登って眺めてた
色んな樹があるんだなって
一番お気に入りの樹の上で
いつもの景色を眺めてた
そんな毎日が楽しみで
その樹はとても大きくて
支える枝は無数に伸びて
ちょっとやそっとぢゃ
踏み外さないから
落ちやしない
眼を瞑って登ってた
だけど
脆い部分があったんだ
踏み付けたら支えられない
その樹の一番弱い枝
ずっと登ってたはずのに
全然気付かなかったよ
お気に入りの大きな樹
一番居心地良かったな
その樹の一番脆い枝
もう一度登って
今度はボクが支えるよ
雨の降る日に
ボクがその枝身体で覆い
風の吹く日を蹴飛ばして
毎日 毎日 支えるよ
いつかまた
この樹と共に暮らす為
登って未来を眺めたよ
ボクの大切な
大きな大きな
止まり樹の上で
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同じ様な毎日に
慌ただしく動く時計の針
君の声の
目覚まし時計に
少し眠たいけど微笑むよ
6枚切りの食パンと
君の得意な目玉焼き
すやすや眠るこどもの顔と
君のほっぺにキスをして
見送る君と
夢見るこどもと
幸せ顔をポッケに入れて
歩き出す
左手で温もり握り締め
また
明日が毎日である様に
右手で丸ごと抱き締めて
ただ
同じ未来である様に
両手でそっと
手を振って
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高く長い 帰り道
上り詰めた その先に
見下ろす街の不自然な灯火
清く 汚い大人達
描く世界と裏腹に
見上げた大人の自然な遊び
子供の頃
ずっと夢見てた
月に生きて
地球を眺めるように
大人混じりの感情論
平等と差別があうんの呼吸
遠い明日の独り言
心の奥を縫う様に
想像のすきま風に吹かれて