詩人:ノリ | [投票][編集] |
君が思ってる程 僕は
怒ってなんかないよ
こんなに近くで
見えなくなる程遠い
2人の距離が
気に入らないんだ
目を向ければ
思い出が
プライドの邪魔をして
口を開けば
プライドが
本音の邪魔をして
見失ってしまいそうなのは自分だけなんてものでは
無い様な気がするから
いっそ
この目も口も閉じて
君のもとに歩み寄れたなら
そこに邪魔するものなんてないと思うんだ
僕の肩にそっと
君の涙を沈めるよ
ほら
心は嘘に負けてない
言葉や記憶が
僕らの距離を邪魔するけど
心と身体は君の傍が良い
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見えない風が
心の熱を冷ましてくれる
眩しい程の光が
冷えた心を暖めてくれる
真夜中の月が
また人を眠らせて
また風と光が
ゆっくりでいいと
支えてくれる
この世界に居るだけで
生きてるだけで
生きてる意味になる
いつもどこかで
人は今を支えてる
きっとそこで
今は人の傍にいる
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人の為に悩んだり
自分の為に悩んでたり
傷つく事を恐れて
必死になって悩んでる
過去や未来の為に
今、悩むことを恐れては
行き場の無い自分が居て
キミとボクの為に
消えない傷を残しては
太平洋のど真ん中で
意味も無く溺れてる
そこにヒカリも
僕らを助ける船も無いから
人は必死になって
悩むのだろう
誰の為でもなく
希望のヒカリを求める為に
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散歩道で出会った
等身大の影は
淋しげな顔も背中も
幸せな今も未来も
この世界に無い色で映した
琵琶の木で小鳥が泣いて
倉庫の上で野良猫が笑って屋根の下で子供が怒られて
生きてる
空の上で飛行機が飛んで
雲を造った
時が刻んだ道しるべ
瞳の先に浮かんだ未来
瞳の裏に隠した涙
空からの日差しは
幾つものボク達を照らして
歩き出したその先に
影は無くて
ただ、後ろで付いてくる
振り向くと 影
見上げれば飛行機雲
時が示した 道しるべに
置いてかれない様に
心が今を叫んでる
振り返れば 影に迷って
見上げれば
ボク達と未来を繋ぐ
飛行機雲が流れてた
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さよならを云う人には
さよならを云う人が居て
そこに言葉の壁は無くて
その一言で全てを理解して
空想と妄想が
乱反射して
造り出した
形の無い幸せを
楽しそうに笑ってみせてた
形が無いから
すぐに頭で弾けて消えて
幻も
もともと存在してなくて
形のある物はいつか
壊れるって云うけれど
愛の形は壊れない
妄想や空想が行き交った
幻の愛ぢゃなくて
それを形に出来たなら
ガラスケースに蓋をして
眺めて、二人で微笑んで
そんな形を見付けたい
目を閉じても消えない形を
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振り返れば
静かな道が続いてて
声を出す意味も無くて
閉じ込めた言葉は
心だけを蝕んでく
見上げれば
星の無い夜空が広がってて
キミに見せる意味も無くて
伝えられない想いは
星の無い夜空に流れるだけ
景色が心を映すから
名も無い景色に問い掛けた
ボクの前を
静かに流れた風に
言葉にならない
言葉を乗せて