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薬指の部屋


[4] ゴミ漁り
詩人:薬指 [投票][編集]

生きてることに怯える

存在意義に震える

今日も野良猫は当たり前のようにゴミを漁り
生きることにすべてを費やしているっていうのに
人は当たり前のように生きる意味を求め
偉人の残したゴミを漁る

漁って漁って
たどり着く先はやっぱりゴミなのに
そのゴミに救いを求める

エゴがエゴを呼び
ゴミは増える一方さ

生物としてそこに居れば済む話なのに

2006/09/11 (Mon)

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