詩人:ヨワムシ | [投票][編集] |
時の流れが早いから
いつのまにかおいてけぼり
見てた景色は覚えてる
もう絵画のようだけど
歩くのは楽になった
大事な荷物を捨てたから
気楽に生きていくのもね
結構大変なんですよ
天罰がいつか僕にきて
僕がもし消えたなら
きっと選んだ僕の道は
間違いだと教科書に載るんでしょう
だけどその教科書に
僕の世界は描けない
時の流れが早いから
僕は自分で針を回すよ。
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毎日を
幸せになんて過ごしたら
三日
ぐらいで飽きてしまう
だから
多少の不幸なら
一緒に
連れていくつもり
自分に
飲まれる日もあるよ
だけど
幸せな日もあるよ
一秒
幸せでいられたら
一日
幸せにしちゃうんだ
今日が
もう不幸なら
明日は
幸せになるように
僕が
お祈りするからね
明日
幸せになりますように
明日
輝いていますように
ほら
一秒ぐらいなら
幸せ
感じてこないかな
僕は
今幸せに
何秒も
包まれているんだよ。
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コロコロ転がる綺麗なビー玉
虹色に輝く綺麗なビー玉
必死に追いかけはじめたのは
あれが幸せのビー玉だから
雨の日も風の日も
走って走って追いかける
でもあんなに小さなビー玉なのに
いつまでたっても追いつけない
時は止まらないから
僕は走るのを止めたり
でも早歩きで
転んだり泣いてみたり
おーい
おーい
ちょっとくらい待ってくれよ
空を飛べたら
もっと足が早ければ
頭がよかったら
そもそも追いかけなければ
時に悩まされたりして
でも幸せになれるから
もっともっと頑張らないとって
追いかけてた
どれくらい続けただろう
もう今は
座って眺めたり
手を振ってみたり
だってビー玉あるんだよ
ポケットに入らないくらい
決して綺麗ではないけれど
幸せのビー玉ではないけれど
出会った人達が
1つ1つくれたんだ
色々な色のビー玉だよ
大きかったり形もバラバラ
でももっともっと集めたら
ぎゅってして1つにするんだ
きっとそれが
追いかけ続けた
たった1つのビー玉
虹色で綺麗な
世界で1つだけの
幸せのビー玉
コロコロコロコロ
今日もまた
幸せのビー玉は転がってるよ。
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お花が好きなあの人は
星に包まれて頑張ってる
だから僕は小さな部屋で
無事と幸せを唄うんだ
きっと聴こえることはない
小さな声の唄だけど
少し力になったなら
僕も笑顔になれるから
お花が好きなあの人が
笑顔と幸せになれるように
いつも心で祈ってる
とても優しい星屋さんへ。
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見えない明日
見ようとして
昨日を置き去りに
して歩いた
越えられない
壁の前
何度も叩いて
返事を待った
間違ってるか
間違ってないか
決めるのは
私だから
間違ってない
いつだって
昨日を置き去りに
歩くから
越えられない
壁の内側
長い時間
返事を待った
聞こえてきたのは
昨日から
そっちに明日は
ないんだよ
間違ってたと
認めたのは
壁の扉を
開けた日から
今はもう
昨日にいる
明日はもう
見えてるから
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世界が始まる瞬間に
僕は手を伸ばしてる
誰もいないこの世界
掴むものもない世界
なぜ手を伸ばすかも
わからず手を伸ばしてる
終わらない夢さえも
もう僕に夢をくれない
大丈夫
大丈夫
世界が終わる瞬間に
僕はきっと笑うから
探さなくていい
ここにいる
忘れてもいい
忘れないから
世界が始まる瞬間に
世界が終わる夢を見る
だから僕はいつまでも
ここで手を伸ばすんだ
ここで手を振ってんだ
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人生に点数をつけるなら
僕は今何点だろう
みな百点を目指して
書いたり消したり
みな幸せを目指して
泣いたり笑ったり
長い短い
それぞれのチャイムまで
一問一問
一歩一歩
百点はいらない
それは誰かの答えだから
できれば先生に
げんこつもらうくらい
点数とって
チャイムが鳴ったら
僕はきっと
こういうんだ
百点じゃないけれど
大変よくできました
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天気予報は外れたから
今日の予定は全部なし
光の森が手招きするけど
僕は眠っていたいんだ
風が僕を通過して
幸せだねって言ってるみたい
目を閉じて夢を見て
夢の続きを探してる
こんな日は
何度も来ない
幸せが風と共に
幸せが目に見えるように
外れた天気
僕は元気
光の森の木陰に座り
ゴールなんて興味なし
幸せ風と僕と猫
ぐっすり夢をみて眠る
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壊れた扉開けた先に
笑う僕を睨む僕
君はそこで
なにしてるの
僕はここで
なにしてるの
世界を諦めた
振りをして
遠い空に
焦がれてる
幸せだと笑ったら
不幸だと睨むんだ
強くなれた
弱いまま
矛盾から逃げた
怖いから
ただ
ただ
太陽を待っている
だからまだ
僕は僕を忘れない。
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自由になったその日から
僕らは足がもつれてく
忘れるはずのないことも
今はどこかに行方不明
探さない探すわけない
そんなものもう昔ばなし
何千回何万回後悔し
何千回何万回諦めて
何千回何万回負けてきた
そう僕らは敗北者
だれかの詠う敗北者
だからまた立ち上がる
だからまた戦える
だって僕らは敗北者
なぜならそういうならば
天下無双の敗北者
掴めなかったこの手にも
握りしめれば手のなかに
なにもないだからいい
だからまだまだ戦える
武器はなし失くしたよ
仲間はいない始めから
それでも戦う何度でも
またきっと負けるけど
だって僕は敗北者
何千回何万回戦うのは
何千回何万回勝ちたいと
何千回何万回願うから
なぜならそういうならば
天下無双の敗北者
ああ今日も負けるかな
ああ明日も負けるかな
何度負けてもかまわない
なぜならそういうならば
天下無双の敗北者
百戦錬磨の敗北者