詩人:ヨワムシ | [投票][編集] |
コロコロ転がる綺麗なビー玉
虹色に輝く綺麗なビー玉
必死に追いかけはじめたのは
あれが幸せのビー玉だから
雨の日も風の日も
走って走って追いかける
でもあんなに小さなビー玉なのに
いつまでたっても追いつけない
時は止まらないから
僕は走るのを止めたり
でも早歩きで
転んだり泣いてみたり
おーい
おーい
ちょっとくらい待ってくれよ
空を飛べたら
もっと足が早ければ
頭がよかったら
そもそも追いかけなければ
時に悩まされたりして
でも幸せになれるから
もっともっと頑張らないとって
追いかけてた
どれくらい続けただろう
もう今は
座って眺めたり
手を振ってみたり
だってビー玉あるんだよ
ポケットに入らないくらい
決して綺麗ではないけれど
幸せのビー玉ではないけれど
出会った人達が
1つ1つくれたんだ
色々な色のビー玉だよ
大きかったり形もバラバラ
でももっともっと集めたら
ぎゅってして1つにするんだ
きっとそれが
追いかけ続けた
たった1つのビー玉
虹色で綺麗な
世界で1つだけの
幸せのビー玉
コロコロコロコロ
今日もまた
幸せのビー玉は転がってるよ。