詩人:一口 | [投票][編集] |
真実の言葉はいつも短い
不運を前に
余計な言葉で前向きになれなんて
ただの嘘つきだ
不運は不運として
潔く受け入れる
辛いことや悲しいことがあっても
それは決して幸福の妨げにはならない
辛い
悲しい
痛い
それでも
人生は生きる価値がある
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もし、スミレを見たら
笑ってみようと思う
スミレとsmile
少し似てる気がする
もし、スミレを見たら
何馬鹿なこと考えてるんだ
って笑ってみようと思う
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「ポケットを叩くとビスケットがふたつ」
自分で考えずに
自分の言葉を持たない者に
語るべきものなど無い
自分の言葉で話す者はこう言う
「ポケットを叩いてもビスケットは増えずに割れるだけだ」
「叩いてみるたびビスケットは粉々になる」
それで
洗濯をする前には
ポケットの中身を確認する
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人ってのは
最後の審判が怖いんだ
いつ来るか分からない最後の審判が怖いんだ
見ることができない最後の瞬間が怖い
だから
夢をみる
物語に夢をみる
それで祈って
眠くなって
夢をみる
ぐっすり眠れるなら幸せだ
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どこかにある国の話を聞いた
王様はとても立派な方だった
国民の不満を全て聞き全てを解決した
そして
国民の不満の声は無くなりました
声を失うほどに
生きていれば悩みはある
私は取るに足らない悩みで頭を悩ませる
そして
自由な時間を過ごす
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怪我をして体が痛む
涙が出る程の心の痛み
今、一番うまくできることは倒れたままでいること
しばらくこのまま
そっとしていて
仰向けになったら
慰めて
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鏡は先に笑わない
不機嫌な自分の顔
どれほど見ても気分は優れない
話かけても
独り言を越えられない
にらめっこしても
決着は着かない
喧嘩の相手にすらならない
運命の女神も
不機嫌な者には微笑まない
笑ってやれ
そんな自分を笑ってやれ
戦場では
立っていても
踊っていても
弾が当たる確率は同じだ
だから踊るんだ