詩人:澄芹 | [投票][編集] |
あと
どれくらいしたら
私の心は強くなれる?
いつも
真っ赤な太陽が
輝いているような
心になれる?
こんな
曇ってばかりで
時には
土砂降りの心なんて
もう やだよ。
違うトコに来れば
変われるかな‥
って思ってたんだけど
18年は長いよね。
一瞬で変えられるハズ
…なかったんだよ。
一人でもいいから…
誰か
一人でもいいから
あたしの傍にいて…
自分の『存在』消えても
誰も気付かなそうで
コワイの。
誰か
あたしを
必要として‥‥。
詩人:澄芹 | [投票][編集] |
空に咲く
大輪の花
風とともに香る
火薬の匂い
笛や太鼓の
楽しげな囃子
……聞こえない。
夏の夜の
女の子が一番輝ける
この時に
あたしは一人
暗闇を見る。
静寂のなか
蛍火を見るでもなく
何を見るでもなく
…暗闇を。
返答無しの
お月さまに語り掛け
星を見ながら
涙する
‥泣いてないもん
口笛を吹いて
お月さまに強がりを‥
お月さまはお見通し
月から顔を背け
背を向けて
小刻みに
肩を震わせている
少女の心…。
詩人:澄芹 | [投票][編集] |
サボテンは
少しの水で生きてける強い植物なのです
けれど
その少量の水さえ無くなると
そのサボテンは
カレテ死んでしまうでしょう‥
あたしもそのサボテンのように
少しの水で生きていける‥
そんな強い人に
なろうと思うの…
だけど
その少しの水が無くなってしまったら
あたしは
死んでしまうでしょ?
だからお願い…
あたしの
命の糧である
ほんの少しの水に
なって下さい…。
詩人:澄芹 | [投票][編集] |
もう春は
すぐそこなのに
ぼくの心には
雪のように白く
柔らかいものが積もる
けれどそれは
雪のように
冷たいモノじゃなく‥綿のように
温度が無いわけじゃない
綿のように
透かすかじゃないし
春になって
溶けたりしない
そいつは時たま
ぼくの心を チクチクと
攻撃するんだ
トゲでも生えたかのように‥
苦しくなっちゃうんだぁ ボク…
他の誰にも
渡したくなくって‥
けどそんなこと
出来ないし って
チクチク チクチク 攻撃するの
またある時は
大雪になる
結果ぼくの心を揺さ振るんだ‥
だけどぼくはそんなお空が‥大好きです
詩人:澄芹 | [投票][編集] |
ドキン ドキン と
高鳴るコドウが
あなたに伝わってしまわないかとても心配
二人の間の空気が止まってしまうたび
カラダ全てが心臓となる…
そんなにあたしを
見つめないで…
あたしのコドウが見えちゃう
だったら 今すぐ
ギュッとあたしを
抱き締めて。
胸のコドウが伝わる前に…
あなたのカラダで
感じてほしいカラ。