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桂林の部屋


[11] 逝く君へ
詩人:桂林 [投票][編集]

  君は覚えているだろうか
      いっしょにコスモスの種を蒔いたことを

「芽、出るかな。」
「あぁ、きっと出るさ。コスモスは強い花だから。」

    あの時の君の笑顔が頭から離れない

    君と悲しみを分ち合いたかったのに
     突然君はいなくなってしまった

  僕が君を思うほど
     君は僕を思っていてはくれなかったんだね
  僕は本当の笑顔の君を
     見たことがなかったんだね

  白くて冷たい君に笑顔が甦り 涙が止まらない

 何故君はいつも自分の殻に閉じこもってばかりで
     周りを見てはくれないのだろう

    自分が憎くて どうしようもなくて

     僕が そんな僕ができたのは



   君が心から笑っていられるように
       コスモスの花束をおくるからね
 

2005/10/14 (Fri)

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