夏の夜に
猫が外で鳴いてんだ。二匹できっと喧嘩してんだろな。
どっちも絶対譲らないんだ。「負けたにゃあんだ！にゃあ」
超うるせー。
マジうるせぇ

そうだ俺も絶対負けたくねぇ！

そ〜う〜だぁぁぁ〜！！！！
負けたくねぇ！
負けたくねぇ！

負けたくねぇ！
負けたくねぇ！
他人にはもちろん
まけたくねぇ〜！

勝ち組とか負け組とか関係ね〜！
負けたくねぇんだよ
バカヤロー！！

負けたくねぇ！
負けたくねぇ！
奴らには特に
負けたくねぇ！

負けたくねぇ
絶対
負けたくねぇー。

あーチクショウ……

ご不満大帝国日本
実はみんな世の中に不満だらけなんだろーが！？

さあ声あげろ！

アメリカも
イギリスも
フランスも
中国も
日本も
みんな死にたくねぇ
そうだろ？

俺は認めない。

死にたくねぇくせに殺しあう
偉い奴らを

俺は認めない

愛してやまない子供を殴る親を

俺は認めない

くだらねぇって何もせずダラダラ過ごしてる奴を

みんな幸せになりたいだけ
ずっと笑ってたいだけ
自分一人じゃどうにもならないなら
声を上げりゃいい
辛くて辛くて
どうしようもねー
ってさ。

自分はよわっちいんだって宣言する事は
ほんとは強ぇーってことなんだぜ？

さあ声を上げろ！

トモ……
トモ……

お前の歌う唄がたまらなく好きだった

あぁトモ子……
お前のはにかんだ笑顔が泣き出しそうなくらい大好きだった

二人のためだけに
過ぎた時間よ
二人のためだけに
あった部屋よ

今でも思い出しては
泣きだしそうな目を
憎んでんだ。

トモ……
トモ……

お前の華奢な肩が大好きだった

触れたら壊れそうな
シャボンの心を
最後に見せてくれたね
あぁトモ子……
お前にいくつ幸せをあげられたろう？
お前を何度泣かせたことだろう？

愛してる

愛してた
心から守りたかった。愛してた

トモ……
トモ……
あぁ……あぁ……