おめでとう



大好きなあなたへ


あたしの声が届くのならば、

この言葉を送ります。





涙が出るのは、


あなたが幸せに過ごしてることが嬉しいからだよ。



ただ、それだけだよ





幸せになってね。

おめでとう。




大好きだったよ。


本当の本当に



大好きだったよ。

傷つくことには慣れて


痛くも痒くもなくなったけど








あなたがいないことには




きっと、

一生慣れないよ。

期待なんてしたくなくて


期待なんかしたって
叶いっこないって
期待通りにいくはずないって

分かってるのに

分かってるはずなのに




なんでかな、


着信くる度に胸が高鳴って


その度に落胆する



その繰り返し。



期待なんかするから
その分落ち込むし

その分

何故か、もっと好きになる




やめる方法が分かんないよ


無意味な期待をしないこと


そして


あなたを好きなこと





やめられる方法、どこにもないよ


だって、

だいすきだよ。

さよならの音が、近づいていたの


気付かなかったんじゃない。






気付かないふりをしていたの。



そうすれば、

まだ傍にいられるんじゃないかって


信じていたの。



信じていたかったの。






傍に、いたかったの。ずっと。

あなたより優しい人も

あなたよりかっこいい人も

あなたより面白い人も


世界中探せば、

どこかにいると思うけど



あなたより
あたしを笑顔に出来る人は

どこを探してもいないよ。



あたしをとびっきり笑顔にしてくれるのは

たった一人、


あなただけ、だよ。

『またね』




そう約束したのに。



もう、会えないのかな。


でもね、

その
“また”、が来ないこと



ほんとはね


分かってるよ。





分かってるから、

分かってても、



ねぇ、会いたいよ。

寂しいんじゃない。


悲しいんじゃない。



ただ、

楽しかったなって。



たくさんたくさん
楽しかったなーって思い出してるだけだから。





ありがとう、の涙だよ。

戻らないなら

戻れないなら


もう忘れさせてよ。



あなたと出逢う前のあたしに戻して

あなたを知らないあたしに戻して




あなたとの記憶


全部消してよ。






なんてね


ほんとはね、


何にも忘れたくないよ。



何ひとつ、忘れたくないよ。。

あたしがね、
今でもあなたのこと、待ってるって知ったら
あなたはどう思うんだろう。

今でもあなたのこと、想ってるって知ったら
あなたはどう感じるんだろう。


あたしね、バカみたいに待ってるんだよ。


あなたの隣で見上げた空は
あたしが見てきた空の中で一番鮮やかで

あなたの隣で見下ろした夜景は
あたしが見てきた夜景の中で一番輝いてて


あなたの後ろ姿越しに見る海は
あたしが見てきた景色の中で一番大好きな景色


あなたと一緒に迎える季節が
最高に幸せで
全てがかけがえない宝物でした。


そんなあなたはあたしにとって
心から必要な存在だから


だから
信じて待ってて、いいですか。

あなたの幸せを、

心から願えないあたしは

あなたのことを

本当に愛せてなかったってことなのかな。


あたしの隣にいて欲しいって、

そう願ってしまうあたしは

ただのわがままな女なのかな。


そんなわがままも、

あなたなら笑って許してくれるんじゃないかなって

まだ想ってるあたしが

いつか報われる時が来るのかな。