祈り闇夜にまぎれ断崖絶壁へと歩み立つ 何度も我身を岩肌にあてる波 砕け散る力に一筋の涙 我の閉ざした心の鍵をくわえ逃げ去る青い鳥 両腕を大きく広げ天を仰ぐ 瞳を閉じ 南へ急ぐ北風を全身で受け止めてみる 指先から擦り抜けて行く時空 無量‥ 我の歪んだ欲望がメッキの如く剥がれ落ちてゆく と 同時に灯台から放たれる 閃光我の魂を乗せ 天空を 宇宙を 貫くその先に一瞬 人類の未来 千年先を見た気がした祈りはいつ平和へと形を変えるのだろうか‥
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