詩人:老女と口紅。 | [投票][編集] |
無差別に配信する
組み込まれたメッセージ
詠み取りながら
少しづつ歩み寄る
共鳴、
それとも
反発の為?
引かれ合う必然は
時を喰らうプロセス
絡み合う赤い意図は
少しだけほぐれた。
吐き捨てる感情は
クールにチ密で
危険な思想は
いつだって
何食わぬ顔‥
警告文は
己を見つめる為に
枚数を重ねる。
くるくる回る和の中で
しゃがんで泣く子は
誰だろな
背中を押されて一歩前
赤いジュータンの向こう側
壇上で恥をかかぬ様に
半べそ
かきながらも
腰に手をあて
Outサイダーを
一気に飲み干す‥
強くなれた瞬間
おさげ髪が
リーゼントへ
マイクは
マイ.マイクを
壇上へと
駆け上がれば
歓声と拍手の光景
と
同時に
五万人の観衆は
カボチャへと
姿を変える
さぁ
君にしか
歌えない詩を
力強く
精一杯に‥。