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椛の部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] 放り投げた電話
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携帯電話を眺める

鳴らないのは、いつものこと

最初のころは待っていたけど

いつからか待つことをやめた

君からの連絡を待つだけ無駄で

君からの連絡を待つだけ虚しくて

君からの連絡を待つだけ、僕がすり減っていく

「絶対に連絡するから、待ってて?」

そんな言葉を鵜呑みにして待って、待って、待って。

連絡は来なくて。苦しくなって。

どこで何してるかとか

いま誰といるのかとか

考え出すと止まらなくて

だから考えることも辞めて。

放り投げた電話

放り投げた、君に対する想い

2015/06/04 (Thu)

[2] 僕の望み
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ただ、そばにいてほしいだけ

僕が望んでいることは難しいことなんだろうか

君が疲れてるのも忙しいのも知ってる

仕事だから仕方ないっていうのも頭ではわかってる

けど、心がそれを理解しない

それでも僕は“大丈夫”って言うしかなくて

“大丈夫”って言う度に心がキシキシ痛んで

そうして溜めて溜めて溜めこんで、決壊して

不安や不満が一気に噴き出して、独りで泣いて


どうして話を聞いてくれないの

どうして上の空なの

どうして体ばかり求めるの

どうして、そばにいてほしい時にいてくれないの…?


だめだ、わがままだって思ってしまいこんで我慢して

欲求ばかりが溜まって、ふらふらして





多くは望まない。

ただ、ただそばにいてよ。

僕が勝手に思ってるだけかもしれないけど

心すら遠いような気がして

自分のいる意味を考えて

消えてしまいたくなるよ…

2015/06/12 (Fri)

[3] 信じてもらえなくても
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信じてもらえなくてもかまわない

それだけの事をしたし、

僕の言葉の力なんて、もうないんだろうし

でも、君に贈った言葉全部嘘じゃなくて

全部、全部本当で

大事だって思っていることも

好きだって思っていたことも

幸せを感じたことも

一緒に、いたいと思えたことも


それら全てを信じてもらえなくても構わない

でも、お願い、どうか嘘にはしないで

これからどう思われようと

これからどうなろうとも

僕の、君へ贈った言葉が嘘になることはないから

2015/06/18 (Thu)

[4] 人生を捧げた日
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自分の人生を賭けた大勝負

結果は、負け

僕の人生は丸々君のモノ

生かすも殺すも君次第

『好きよ。愛してる。でも、間違えないでね?』

間違えたりしないよ

君と僕は主従関係

甘ったるい恋人関係じゃない

端から見れば異常な関係だろう

それでも、僕は構わない

負けたからには君に屈服しよう

君に忠誠を誓い、君だけのために生きよう

2015/06/19 (Fri)

[5] 自分勝手な恋愛だけど
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君の弱さに付け込んで

僕は君に気持ちを伝える

断れない君は同じように気持ちを返す

キスをすればキスを返す

抱きしめれば抱きしめ返す

きっと、押し倒してしまえばなすがままだろう

「君は僕のこと、好き?」

返ってくる言葉はわかってる

「好きだよ」

ほらね。でも僕は本当に君が好きだから見逃さない

君の、微妙な表情の違いに

気づいていて、僕は言わない

その君の優しさに甘えてしまう

だって、言ってしまったらこの関係が終わってしまう

優しい君は僕を突き放すことはなしないだろう

でもその優しさに今度は耐えられなくなる

僕は本気だから友達になんて戻れない

君の仕草一つ一つに心が締め付けられる

僕の自分勝手な気持ちだけど

この手を離すわけにはいかないから

今だけ、許して

2015/06/23 (Tue)

[6] ズルくて汚い私
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貴方の言葉に甘えてしまう私

独りが寂しくて、貴方を拒めない

注がれる愛情は私には蜜のように甘く

それでいて毒のように苦しめる

私が本当に注いでほしい相手は違うのに

相手にされないから、貴方の言葉で満たされてる

愛を伝える言葉は大切だから

本当は私になんか使っちゃいけない

貴方の気持ちを利用してしまうような

悪い女に使っては駄目なのよ?

…そう言わなければいけないのに言えない

この関係が終わるのは嫌だ

友達に戻れないのも分かってる

中途半端な想いじゃないから、戻れるわけない

貴方の言葉が嬉しくて

貴方に愛されるのが幸せで

貴方の本気から逃げて

ズルくて汚い私

きっと、中身を知られたら嫌われてしまうね

それでもいい、その方がいいのに

貴方に嫌われるのが怖い

ごめんなさい。今、この一時だけは許してください

2015/06/26 (Fri)

[7] ループ
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もう人なんか愛さない、好きにならない

そう決め込んでも、好きな人が出来て愛してしまう

理解してくれる人なんてどこにもいない

そう言っても理解までいかなくてもいいから

分かってくれる人がどこかにいるんじゃないかって

心の片隅で思ってる

僕は、独りで生きられるほど

理解者がいなくていいと思えるほど

心の強い人間じゃないから

離れていく苦しさも辛さも味わいたくないのに

その手を離さないように握ることが怖い

疑心暗鬼になって、相手の心が怖くて

向けられる愛情を素直に受け取れなくて

そうして、いつも自分から知らない内に手放してる

気付いたときには遅くて

失ったことでまた独りになって

また、繰り返して

終わらないループにはまりこんでいる

2015/07/20 (Mon)

[8] 溺れる
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気持ちを、受け止めきれない

その人の気持ちで溺れてしまう

息も出来ないほど苦しくて

言葉を吐けないほど辛い

溢れた想いは返らず

僕の酸素を奪っていく

けれど、僕よりももっと

苦しくて辛いのは君で

僕よりももっと溺れていて

深い海から抜け出せなくなっている

苦しそうなのにもがくこともせず

ただ、哀しそうな瞳で僕を見つめて

僕はその瞳から目を離せず

ただ、ごめんと謝ることしか出来なかった

2015/07/24 (Fri)

[9] 偽りの私
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彼の望む私になればなるほど

私の心は死んでいく

彼が欲しいのはそのままの私ではない

彼の言うことを大人しく聞く忠実な人形だ

そのままの私は嘘の気持ちで塗り固めていく

心を捨てるのは容易ではない

しかし、慣れてしまえば、簡単に捨てられる

痛みは伴うが、それもいずれ麻痺してしまう

逃げ場所すらなくて、守る場所すらない

諦める以外に何がある?

どうせ、彼には一生分かるわけがない

2015/08/28 (Fri)

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