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椛の部屋


[1] 放り投げた電話
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携帯電話を眺める

鳴らないのは、いつものこと

最初のころは待っていたけど

いつからか待つことをやめた

君からの連絡を待つだけ無駄で

君からの連絡を待つだけ虚しくて

君からの連絡を待つだけ、僕がすり減っていく

「絶対に連絡するから、待ってて?」

そんな言葉を鵜呑みにして待って、待って、待って。

連絡は来なくて。苦しくなって。

どこで何してるかとか

いま誰といるのかとか

考え出すと止まらなくて

だから考えることも辞めて。

放り投げた電話

放り投げた、君に対する想い

2015/06/04 (Thu)

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