詩人:かくま | [投票][編集] |
私は自分の事を
優先して行動したいの
退院が近いから
関わらないで
おこずかいは
月に2万3千円しかないの
だから
手数料のかかる
現金書留はダメです
自分の病気で
精一杯だから
どうぞ
お好きに
警察でも
裁判所でも
証拠があるならね
私は自分の病気で
精一杯なの
だから
お金は返せませんから
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揺らだつ気分に
浮ついた日々
地に足がつかずに
今日も薄ら笑いの
挨拶
悪魔になって
裏切りの美学
理詰めの正義
言えず暴力
死に際の正義
閉じた扉
苛立つ情報
耳に触りな声 行く先も見えず
目を閉じてやり過ごす 勇気
悪魔になって
裏切りの美学
理詰めの正義
言えず暴力
死に際の正義
閉じた扉
作り上げる
道筋は獣道?
なくしたコンパス
言葉達の無意味が
空虚
悪魔になって
裏切りの美学
理詰めの正義
言えず暴力
死に際の正義
閉じた扉
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散々〈受け入れたくないこと〉を僕に押しつけ続け、「死になさい」「神経症なんて誰だってもっているんだ」と、言い切り捨てた母が、家族療法により引き出された、師匠の怒りの大きさを知ることに行き詰まった。
そんな母が逃げた先が、自らノイローゼ(神経症)だということにさえ、怒りが募る。
母は教育者でありながら(だからこそ?)徹底した管理下におかれた。
それだけならまだいい。今だにDr.に「貴方の育て方は間違っていた」といわれてもなお、自分を否定できないでいる。ひとり息子は簡単に否定し続けたくせに。
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憂欝な空に
虚ろな眼
ひどく夢遊な夜に
幼い日々の
幸せ
黒い秘密
言葉だけの民主主義
玄関先の老いた
死神
最後の慈悲に
時間(とき)の重さ
あれた嵐の夜に
病み続けた闇
藻掻き
許されぬ沈黙
傷だらけの微かな夢
玄関先の老いた
死神
最後の慈悲に
時間(とき)の重さ