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かくまの部屋


[38] 自棄
詩人:かくま [投票][編集]

人は病み
暗やみに住み
刺すナイフに痛み憶えて、誰かが影に回り込み

わずかに見える積乱雲も
寒空の下の邪気
あるいは
悪夢の悪魔だとしても

いつまでも
ここにいるわけじゃない

自棄になれば苦しみに
自棄になれば悲しみに

死に急ぐなら

なくしたもの
取り返す作業
繰り返す作業
繰り返す作業

2006/11/30 (Thu)

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