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謳器の部屋


[9] 留まるという選択
詩人:謳器 [投票][編集]

この場所で
ずっと足踏みを続けているのは何故だろう

この場所に
ずっと固執し続けているのは何故だろう

時々そんな疑問が頭をかすめて
何もかも切り離してしまいたい気がするけれど
何もかもうまくいくような気がするけれど

自由になったその手は
氷のように冷たいだろう

そう想って
今この手にあるものの愛しさに気付く

どんなささやかな日々にも存在する小さな幸せ

きっとそこから始まる

そこから始まるべきでしょう?

2006/06/05 (Mon)

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